アダルトチルドレンへの道
前記のようにして、親がアルコール依存症になると、親の飲酒により子供は以下のような大きな傷を受けます。
・アルコール中毒の女性から産まれた子供は、新生児死亡率が高く、肉体の発育が不全、薄い上唇、頭や顎が小さい、小さな目、学習・注意・判断が上手くできないなど、肉体や脳の発達に悪影響があることが多くなります。
・本人も家族も気づかぬうちから少しずつ家族相互の交流が減り、例えば、アルコール中毒の父親は会社から帰ってきて飲んで寝るだけ、妻とも子供とも話す時間はほとんどありません。次第に家族関係は母と子を中心にして動いていくようになっていきます。
・家族の中でも夫婦喧嘩が増え、口論だけでなく、暴力をふるうようにもなってきます。それを見ている子供は、恐ろしくて、部屋の片隅で泣いて怯えています。
・夫婦喧嘩は子供の安心感や信頼感を一番損ない、傷つけるものです。子供にとっては自分が怒られるよりも、親の喧嘩の方が嫌なものです。子供にはこの悲しみを止める方法がなく、自分の小ささや、無力さを味わいます。
・お酒を飲むと、陽気になったり、怒りっぽくなったり、感情の変化が現れます。
陽気になる親は、酒を飲んで子供に調子のよい約束をしてはすぐに忘れてしまったりします。
怒りっぽくなる親は、些細な事で怒り、こんこんと説教をはじめたりします。更には子供や家族に暴力を振るう人もいます。
・子供が「良いことをしたら誉める、悪いことをしたら叱る」と言うのが子供には分かり易いのですが、お酒を飲んで、「機嫌が良くなると誉める、機嫌が悪くなると叱る」と言う、親の機嫌次第で子供の躾をすると、子供は正しい判断ができなくなります。
・親が酔って感情が高ぶり、正しい判断が出来なくなっているので、性的な暴力を子供が被る事もあります。その時は、子供がアルコール中毒でない親の方に、その事実を訴えても、その親はアルコール中毒の親の暴力が怖いので、子供を助ける事が出来ず、子供は、両方の親を恨んでしまうという事も多くあります。
以上のように、アルコール依存症は、大人が考える以上の悪影響を子供に及ぼします。そしてまた、アルコール依存症の人間を作り上げることになるのです。アダルトチルドレンは親子代々引き継がれることになります。アダルトチルドレンの連鎖です。
アダルトチルドレンの連鎖を絶つ
アダルトチルドレンの傾向を示す人はたくさんいます。でも、殆どの人は自分にその傾向があるとは気付いていません。それは上述したように、自分の不安を認めるようなことはしたくないからです。
また、親から代々引き継いでいることは、それが当たり前となり、その善悪に気付けません。
程度の差こそあれ、誰にもアダルトチルドレンの傾向はあるのです。
そこで、定期健康診断をするように、催眠療法で自分自身を探っていくことが必要となります。そうすると、自分の1から11への連鎖やループに気付き、それらを絶ち切る努力がしやすくなります。
先ず、年齢退行療法で、意識を幼児期に戻し、子供の頃の自分は何を感じていたのだろうか、どんな事が辛かったのだろうかと知る事が重要です。年齢退行療法では、これを知識と知るのではなく、心の奥底から湧き上がるメッセージとして知るので、アダルトチルドレンの連鎖を絶ち、インナーチャイルドを癒すのに役立ちます。
前世療法を行うと、前世の自分が生まれてから、死に、魂の状態になるまでに視野を広げ、それらの前世が自分に働きかけます。すると、今世の状況を前世がどう作っているのかを知る事が出来ます。
年齢退行療法や前世療法等の催眠療法の後の自己催眠や瞑想によりしっかりと自己改善をしていく事ができます。
ラディアンスの活動は、
催眠療法(年齢退行療法・前世療法)、
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