催眠療法 催眠療法
催眠療法    
 










恋運歴 2002年8月号 No.19 発行所 EAST PRESS



本文

好奇心彷徨う…
不思議巡礼ふぁいる

催眠術の深〜い世界で
自分の原点と前世を知る


巡礼者:三善里沙子

「興味津々、退行催眠療法と前世療法」

  みなさまお元気ですか。原稿を書いているいま、サッカーの日本チームがチュニジアに勝利! やったね、ここまで来れるとは思わなかった。暗いことの多かった2002年前半でしたが、このへんで明るい方向へと、キックオフしましょう。

  ところで、私は前から、前世とか催眠療法とかに興味を持っていましたが、すごく面白いコピーをみつけたのです。
「あなたの片づけられない、仕事ができない結婚できないは、前世のせい!」

  何事も前世のせいとは、ア、コリャ、すごい。しかし、よく記事を読んでいくと、前世もそうだけど、小さいときの体験が今に大きく影響している、という。そして、それは退行催眠によって、再体験できるというのだ。

  ウーン、それは納得できる。私も、いつでも親に、グズグズするなって怒られていました。いまだに怒られていますが……、いっぽう最近は、私も親に怒ったりもしますけど。(笑)さらに、小さいときからの私の家庭のイメージというのは、円満な暖かい安らげる場というよりも、もめ事のたえない騒がしい家庭。そんなことで、理想の結婚のイメージが湧かず、本心から結婚にも憧れられない。私を不幸にする、悪い男に関わることも……。 何より「片づけられない女」である私は、このコピーにググッと魅かれ、ゼヒ行ってみたいと思いました。それに、年齢退行療法と、前世療法を一時にやってくれるところは、けっこう珍しいし……。

  しかし「写真に出ている立派な男の先生!、話しにくいかも、それにやっぱり催眠はちょっと恐いかな」とビビったりもしていました。
未知のものは、何でも恐いですよね。でも、ご縁があって、ぶじ「催眠館ラディアンス」に行くことができました。

  ラディアンスの本来のお勧めのコースは、朝九時から六時まで連続した、二日間で集中して行なうもの。催眠の説明から始まって、年齢退行療法を三回、前世療法を三回、そして今生の目的を探すことを最後に、一応完結するものです。私は、取材ということもあって、年齢退行療法と、前世療法を一日で組み合わせたコースを体験しました。

  朝九時というのは、物書きである夜型の私にとっては早い時間です。頭も身体も目覚めていない。でも、そのほうが、催眠に入りやすいかも。緊張しながら、ドアを開けます。

  ちょっと恐いという気持ちと、恐いもの見たさと、そのいっぽう、私には前世なんか見えるかな、そもそも催眠がかかるものだろうかという不安もあり、そんなものがゴッタになった複雑な気分でした。

「いざディープな催眠の世界へ!」

  約束の当日行ってみると、先生は若き男性。 しかし、その若林先生は感じのいい方で、まもなく私の緊張感も少なくなりました。あとから代表の山崎靖夫先生にうかがったところ、六人いるスタッフ(男性二、女性四)は、みなプロだから、男女にこだわる必要はないとのこと。また、不思議とその人に一番合う人に出会えるようになっているそうです。

  この「催眠館ラディアンス」の一つの大きな特徴は、最初にきちんと催眠について説明してくれること。これがなくて、催眠状態にいきなりなるのは、ちょっと不安ですよね。

  私も、催眠をかけられて知らない人に自分の秘密を話したり、変な振る舞いをしたらイヤだなあ、と思っていましたが、じっさいの催眠療法では、「催眠中も自分の意識がしっかりあって、自分の望まないことをしてしまったり、催眠の先生に行動をコントロールされてしまうということは一切ない」ということで安心しました。

  そして、これは脳生理学的な事実。0才から13才の間に、主に両親との間に起きたことが、潜在意識として刷り込まれている。人間の性格や癖、行動のパターンなどは、この間に決まってしまうそうです。そこのところを、退行催眠によって再確認していきます。そして、再体験して押さえていた感情を手放していく、ということなのでした。

  それでは、いよいよ退行催眠にGO!
  …私の十才の時。妹がいうことを聞かないから、私が怒られている。自転車に乗っていて遅くなったから。いつも何も悪くなくてもすぐ怒る。すぐぶつ。理屈じゃなくて感情で怒る。子どもをストレスのはけぐちにする親。話も聞かない。訳がわからない。心配しているならそういえばいいのに。子どもを信じていない。未熟な人たちだ(怒りと哀しみ)…。 不思議なことに、若林先生に答えていく私の口調は、どこか子どもっぽいのです。自分でも甘えたしゃべり方だなあ、と思います。やっぱり、子どもに戻っているのでしょうか。そして、涙が出てきます。
  しかし、この後、私には、まったく期待してなかったことが、起きました。

「金粉ショー? ハイヤーセルフ勝手に登場」

  「……自分が超越し、楽になる。いろいろなものから自由になる。良い意味で距離をとって、城壁を作って。バリヤーをはって、あなたの城を作って。今までの柔らかさだと人が、どんどん入ってきちゃうから。逃げている自由ではなくて、自分がいてバリヤーを持っている負けない自分。柔らかい部分を残している硬さ。今まで、親や人は、あなたをよいように利用してきた。だから、あなたは城を作って、人を入れたくないときは入れなくていい。 もう苦しまないで。苦しむ必要がない。まだ流れがあるから、すぐに変われないかもしれないけれども、でも自分に戻る方向が見えている、ぼんやりと灯が見えてきている……」 まだまだメッセージは長いのですが、これはその一部。キラキラした金色の壁が見えて、その向こうから右のような声が聞こえてきてしまったのです。

  これは、精神世界の用語でハイヤーセルフといわれ、高い意識状態の自分自身で、守護霊のように感じる場合もあるそうです。催眠では、ハイヤーセルフという概念を使い、心の奥底からのメッセージを感じやすくするということでした。つまり、意識のワクが押さえていたフタが外れやすくなって、必要な言葉が現れるのかもしれません。

  確かに、最近の私は優柔不断で、NOがいえないタイプだから、人にどんどん振り回されて、とても疲れていました。人間関係がイヤになっていた。それも、逆に小さいときの親との関係があるのかもしれない。つまり、いつでも親の顔色をうかがっていたから、他人に対してもそうなってしまうのかも。

  考えてみれば、何かあると両親は「お前のせいだ」と言い続けてきました。

  このあと、子どもの頃の両親と遊ぶ、というのがあり、小さい両親が出てきて一緒に遊びました。私は、これは楽しくはなかった。まだ親にむかついていましたし……、ただ、現在も私の方が大人で、遊んであげている、と思えることがある、と面白く感じました。

「驚異の前世への旅は紫のラメが光って!」

  はっきりいって、私は年齢退行催眠ではいろいろ出てくると思っていましたが、前世を感じられるかどうかは不安でした。前世探しなんて遊びかも、とも思っていました。しかし、若林先生の誘導で体験した、ひとつの私の前世は、次のようでした。
…茶色い土壁みたいな建物。紐で編んだような草履を履いて、白い服を着た女性。頭にビーズみたいなものをつけている。ヒーリックさんという名前。シダなんかが生えている水辺で遊んでいて楽しそう。二十才。誰か素敵な男性に出会いたいと思っている。お父さんとの二人暮らし。自然や動物が友達。でも、その生活には飽きている。亡くなるときは、年をとっていて、いろんな人に囲まれて、尊敬されていた様子。

  途中の記憶が抜け落ちていて、しばらく語れなかった。何にもない人生だと思っていたら、じつは大変なことが! 愛と素敵な結婚に憧れるヒーリックさんのもとに、悪漢三人組が現れ、病気のお父さん(今は時々相談する友人)を殺し、宝物を奪って、ヒーリックさんに乱暴するのです。そして、あまりの辛さに記憶を失って傷ついた彼女をお坊さんが助け、そのお坊さんに恋をするけど、お坊さんは聖職者なので、愛に答えない。ところが、悪漢三人組の一人は、そのお坊さんの双子の片割れ。そして、なんとこの人が、私を今世でいたぶる悪い男でした。ジャンジャン!

  ヒェー。ホンマカイナ。まるでドラマのようにうまくできている。聖なるものと邪なるもの。だけど、それでヒーリックさんはずっと聖女のようになって生きて、エロスを開放していない。結局、素敵な結婚もしていないわけだし。アレ、前世でも私はそうだったの? このままでは、ヤバイんでは。でも、このあと今度は、紫のピチピチした意気のいいハイヤーセルフが登場してきて(江戸っ子か?)内側に戻れ、と言ってくれました。ビジネスではなくて、あなたがやるべきことをやりなさい、と。本来の仕事に戻りなさい、でもすでに、そっちにシフトしているでしょう、と言ってくれました。そして、よくがんばりました、もう自分をいじめないでと、頭をなぜて花マルをつけてくれました。

  親との問題、男性関係の問題は解決していないような気がするが、とりあえず不思議なエネルギーが湧いてきて、スッとする。終わった後は、エネルギーの循環も良くなって元気になったような気もしました。

「催眠、その後に始まるもの」

  この原稿は、催眠体験二日後に書いています。翌日は、やっぱり心の深いところに降りたせいか、午前中起きることができませんでした。ハイになった分、ダウンもしたわけですが、なんだかこれも意味深い感じだワ。

  しかし、とてもスペシャルな体験。ラディアンスでは、催眠中にクライアントが話したことを書きとめていてくれるから、何が起こったか、ちゃんと忘れないでいられます。

  まだ、いろいろ私の中から出てきそうなので、今度は、もっと普通のコースのようにやってみたい。嬉しいことに、一度コースを受けた人は、一日、組み合わせ自由なコースが申し込めるそうです。また、自己催眠も教えてくれるし、瞑想セミナーもあって、これがまた「本来の自分を発見し、自分の望むタイプの男性や現実を引き寄せられるようになる」とか、オイシイらしい。

  私は、以前は催眠というのは特殊なもので、特別な人が受けるものかと思っていました。

  ただし、今、感じることは、人は誰でも、小さいときに心のワクを作って(作られて)しまう。それが、ポジティブな体験だったら、一生を通じて、それがいい方に作用する。例えば、両手・両足が不自由に生まれてきた乙武洋○さんは、お母さんが彼を見て「まあ、可愛い」と言ったことで救われ、フツーの人よりも前向きな人生を送っています。もしお母さんが、ネガティブな言葉を彼に浴びせ続けていたら……、今日の彼はないでしょう。
また、非行少女を預かる少女院の院長先生は、「ここに居る子どもたちは、誰からも誉められたことがないのです」と言われました。

  小さいときのネガティブな制約は、悪魔の声のように、「どうせうまくいきっこないよ」と囁きます。その埋もれている潜在意識に気付き、それを書き替えることができるのが催眠療法や瞑想というわけなのでしょう。

  もしかして、同じパターンでトラブルが起きるとしたら、それは、あなたの潜在意識が呼び寄せてしまっているのかもしれません。

  そのネガティブな意識に、まず気付く、そして開放する。そのことによって、行動が変わり、環境が変わり人生が変わる。

  この催眠療法の面白いところは、自分の中に答えがあるということ。理想的なスタイルを強制されるのではなく、自分の本来の心や能力、そして癒しの力に気がついていくということですね。

  ラディアンスの主催者、山崎靖夫先生は、「催眠を受けた方がいいのは誰でもですが、とくにこれから結婚する人、親になる人にはぜひ受けていただきたい。とても幸せな家庭を築けます」とおっしゃいます。

  今、問題の幼児虐待も、過去の自分が受けた心の傷が原因であることが多いそうです。「心のエステや心の人間ドッグと考えると、いいかもしれませんね」と山崎先生。私も、最初はコストがかかると思いましたが、スペシャルな体験は、海外旅行より価値があるかも。まさに今回は、また行ってみたい巡礼の旅、そして今も私の中で続いていく旅でした。

催眠館ラディアンス

  • 標準コース (8回のセッションで12万円。2日間で集中して行います。) 先ず、上手に催眠に入るために、催眠の正確な知識を知り誤解を解きます。2〜4回 目に年齢退行、5〜7回目で前世療法、8回目で魂の計画の段階に入り、今世の人生 の目的を確認します。

  • 前世コースと年齢退行コース  (各4回6万円。平日1日間で行います。) 先ず、上手に催眠に入るために、催眠の正確な知識を知り誤解を解きます。2〜4回 目は、コースに応じて前世療法または年齢退行を行います。

Tel : 03-5996-5548
〒171-0014 東京都豊島区池袋4-27-12-6B (JR池袋駅徒歩10分)
ホームページ http://www.radiance.gr.jp/  
iモード    http://www.radiance.gr.jp/i/

代表 山崎靖夫(心理学博士)






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