催眠療法の歴史

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催眠療法の歴史


催眠療法の歴史

東京に所在しますラディアンスは、皆様の願望実現をサポートさせて頂きます。こちらでは催眠療法の歴史についてご紹介します。催眠療法の歴史は古く、長い歴史の中で多くの研究者の貢献によって、現代の催眠療法は確立しました。仕事や結婚の悩みを解決へと導いてくれます。

古代~中世の催眠療法の歴史

有史以前の古代ギリシャやエジプトでは、病気治癒や宗教的儀式のために催眠療法が用いられたといわれています。古代ギリシャの神殿では、民衆をトランス状態にして神秘的な体験をさせるという集団催眠が行われていたようです。ヒプノーシスという言葉は、ヒプノス(ギリシャ語で眠りを意味する)から生まれました。
中世のヨーロッパでは、聖職者が暗示による施術を行っていた記録が残されています。アフリカの民族やアボリジニも、スピリチュアリズムの一環として催眠療法を行っていたといわれています。インドやアジア諸国では、仏教やヒンドゥー教による座禅・瞑想が盛んでした。これは潜在意識を活用している点で、自己暗示であるともいえます。

近代の催眠療法の歴史

ようやく近代になって、心理的な療法として催眠療法が用いられるようになります。18~19世紀のウィーンで活躍したドイツ人医師、フランツ・アントン・メスメル(1734-1815)は、動物磁気説(メスメリズム)を唱えて一躍有名になりました。動物磁気説を信じれば病気が治るという集団暗示で、実際に無数の患者を救ったといわれていますが、当時の正統派医学者の世界では認められることなく、あえなく失墜します。

その後、彼を研究したスコットランド人医師、ジェームズ・ブレイド(1795-1860)が、動物磁気説を科学的に証明しようと試みました。その結果、「瞼が重くなる」などの暗示や凝視による暗示によって、トランス状態になることが判明し、催眠療法の基礎が築かれることとなったのです。

1886年、フロイトは催眠を用い自由連想させるヒステリーの治療法を始め、それを後に精神分析と名付けました。

精神医学や臨床心理学の発展によって一時的に催眠療法は低迷しますが、1955年にはイギリス医師会が心の病に有効であるとして催眠療法を認めたことから、催眠療法が再評価されました。1958年に国際臨床実験催眠学会が発足し、ニューヨークでは国際催眠学会会議が開催され、米国心理学会・米国精神医学会では催眠療法が科学的な療法として認められました。
日本においては、日本催眠医学心理学会や日本臨床催眠学会による教育現場でのカウンセリング、スポーツにおける催眠療法の効果など、研究・実践が進められています。


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